観光情報だとか、防災カメラだとか、経理専用だとか、年々パソコンが増えてきた。
昨日、勘定したら都合10台のパソコンが狭い事務所で働いている。
人間は2人しかいないので、1人当たり5台のパソコンである。
働いているのは人間である筈だが、パソコンが故障するとたちまち仕事が
止まってしまうのでパソコンに働かされているといっても過言ではない。
「今日はパソコンの調子が悪い」などと誰かが言い始めると大変である。
普段の不精のつけ「ファンのホコリ」を掃除機で吸い込んだり、
ウイルスソフトで点検を始めたり、何ヶ月振りかのアップデートをしたり、
急遽データをバックアップしたりとパソコンのご機嫌をとることに
半日は費やさなければならない。
まるでヒステリックなOOの相手をしている気分である。
便利のつけ、というものがある。
以前、親類や友人、取引企業などの電話番号はそらんじていたものだったのに
携帯電話が普及すると、それらの番号はキレイさっぱり忘れてしまった。
漢字にしても同じことがいえる。
便利になって使わなくなった脳内の「部分」はどうしているのか、別の仕事をこなしているとは思えない。
活動しない脳は退化して猿に戻りつつあるのかもしれない。
そういえば、そろばんを使って仕事をしていた時は、やたらと脳が活性化して計算書を眺めただけで、
なんとなく数値の間違いに気づくこともあったが、計算機になれてしまうと、もはやそんな能力も消えてしまった。
しかし、年令を考えれば痴呆防止のためにパソコンが必要かもしれない。
まあ、10台もいらないけどね。

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